メッシのドリブルは真似できるか!?驚異のテクニックを解説!

メッシ!メッシ!!メッッシ~~!!!

海外のサッカー中継を見ていると、現地の実況アナウンサーがこう叫んでいることが多いって気が付いていますか?

今回は世界ナンバーワンと呼び声の高い、リオネル・メッシのドリブルについて解説していきたいと思います。

 

 

近年の世界のサッカーは大きな進化を遂げ続けていますね。

 

ワールドクラスのスピードあるプレーはホンッット!に見ていて、唖然とすることが多いです。

 

ボールを持つ時間もスペースも全てにおいてタイトになる一方の中で、オフェンスの選手たちはよりスピーディーに、より頭脳的かつ献身的にプレーすることが求められます。

 

そのため俗に言う“ファンタジスタ”と呼ばれるタイプのクリエイティブな選手は、ピッチにおける役割が必要なくなって来ています。

 

観ていて楽しい10番タイプの選手が少なくなってしまうのは寂しいかぎりですね。
そのように組織で行う近代サッカーにおいて、ドリブルで2人・3人とかわしていける選手というのは稀有な存在だと言えます。

 

逆に言うとディフェンスの選手やチームの監督たちは組織で守ろうとしているのに、個人でそれを打ち砕く選手がいたとしたら・・・
それは厄介極まりない存在ですね。。

 

そういう選手は試合全体にも影響を与え、自チームにとっては頼もしく、相手チームにとっては非常に脅威となる存在です。

 

 

そんな絶対無二の存在となる選手が「リオネル・メッシ選手」でしょう!

リオネル・メッシ

引用元:ウィキペディア

 

 

若い頃から世界的クラブであるFCバルセロナでプレーし、長らくチームの王様として君臨し続けています。

アルゼンチン代表でも「メッシのチーム」と称されるほど、代表チームでも絶対的な存在と言えるスーパースターですね!

 

今回はそのメッシ選手の大きな特徴であるドリブルについて解説していきたいと思います。

 

メッシのドリブルの凄さって何?

ドリブルの得意な選手は数多くいますし、そのタイプもさまざまだと思います。

 

では?メッシはいったい何が、どう凄いのか!?

考えてみましょう!

 

メッシの凄さはスペースがなくとも、そして複数のディフェンダーに囲まれても突破してしまうところです。

冒頭でもお伝えした通りで、現代のサッカーはスペースもボールを持てる時間も限られた中で、判断スピードを速くしてディフェンスの隙をついていく考え方です。

 

しかしメッシのドリブルはその考え方が全く当てはまらないと言っても良いでしょう!

1人で、

ディフェンスが何人来ても、

スペースが全然なくても、

 

止めらることができないのがメッシのドリブルの凄さです!

 

スペースがある中でスピードを生かして突破するタイプや、周りの味方をうまく生かしておとりに使いながらディフェンスを崩していくタイプの選手は多くいます。

 

クリスチャーノ・ロナウド

ガレス・ベイル

などは前者のスピードタイプですね。

スピードに乗せるとかなり厄介ですが、狭いスペースでは自由にはプレーすることはできません。

 

エデン・アザール

フェリペ・コウチーニョ

この2人はテクニックを生かしながら、狭いスペースでもボールを失わずに打開できる凄い選手です。

ただ、それは周りの味方選手がいてこそ成り立つもの。

 

メッシのように1人で、前に仕掛けながら、味方のフォローを使わないで、抜いていってしまうのは異常ですね。。

 

YouTubeに特徴が分かりやすい動画がありました。

大人が子どもを相手しているようにスルスルと抜けていきますが、
相手ディフェンダーも一流の選手たちですからね・・・

本当に考えられません。

 

 

では、何が?

どうなると?

 

メッシのようにディフェンダーを手玉に取って、抜いていくことができるのか!?

 

少し考えてみましょう!

 

メッシのドリブルを分析!4つの秘訣が明らかに!

先ほども述べた通りで、メッシのドリブルの凄さは

 

1人で、

ディフェンスが何人来ても、

スペースが全然なくても、

 

ドリブルで抜いていってしまうことです。

 

そんなメッシのドリブルはどこが凄いのか解説していきます。

 

①素早い体重移動

メッシのドリブルの基礎になっている部分です。

 

何だそんなことか・・・

 

と思うかもしれませんが、メッシの体重移動はそれこそ世界レベルの速さで行われています。

これを可能にしているのは、ボディバランスの良さと体幹の強さであると思います。

そしてメッシの鋭い感覚による、相手を洞察して状態を見極める能力です。

 

相手の重心を見ながら、逆手を取って抜いていくのがドリブルの常套手段ですが、メッシの場合はそれが他の選手より圧倒的に速いのです。

そして体重移動と同時に相手の間合いから外れて、縦へボールと体を一緒に移動させます。

 

相手しているディフェンダーからすると、一瞬メッシの姿を見失っている感覚なのかもしれません。

それくらいメッシの体重移動は速く、確実に相手の裏を取ることができているのです。

 

②相手の逆を取る

さっきの体重移動とも関連するのですが、メッシは相手の逆を取ることがとてもうまいです。

相手の体勢を良く見ながら、常にディフェンダーの裏へボールを運ぶドリブルをしています。

 

これができるのは完全に勝てる自分の間合いを知っているからだと思います。

絶対に自分の方が速くボールに触れる距離で、ボールを相手に晒しているのです。

 

なので、ディフェンダーはボールに触れると思って足を出してきます。

しかし相手の足が出てきた瞬間に、メッシの方が少しだけ速くボールに触れて進んでいく、その連続です。

 

そしてそのボールタッチと体の進行方向が、常に相手の重心の逆を取るようにドリブルしていきます。

 

ディフェンダーからすると、ボールを取りに行って足を出した瞬間に逆を取られ、しかも縦に素速く抜き去っていくので完全に置いていかれる形になります。

 

③細かいボールタッチ

メッシのドリブルの特徴のひとつにボールタッチの細かさが挙げられます。

 

メッシが完全に勝てる間合いに相手を誘い込んで、相手の逆を取って抜いていきますが、その間合いに入るまでに細かいボールタッチで相手との距離を微調整していきます。

 

そして相手がメッシが完全に勝てる間合いに入った瞬間に、逆を取って抜き去ってしまいます。

抜いた後も細かいボールタッチで、常に自分の方が有利な場所にボールを置いているので、次々とディフェンダーをかわしていくことができます。

多少ボディコンタクトでバランスを崩していても、正確にボールを然るべき場所に置いておく技術は見ていて本当に驚きます。

 

相手に仕掛ける前、

相手を抜いた後、

 

常に細かいボールタッチが可能なので、狭いスペースで複数人に囲まれても何人もかわすことができるのです。

 

④縦への推進力

メッシのドリブルを観ていて、何よりも一番驚くのは縦への推進力です!

 

メッシは基本的にゴールに直結するようにドリブルしています。

引用元:ウィキペディア

普通は相手からボールを取られないように、相手から離れるように空いたスペースへ逃げたり、より手薄な場所を探したりするのですが、メッシの場合はそういう事は考えていないように見えます。

※ここが普通の選手と全然違います!

 

ある程度のボールロストは仕方ないと思っているのかもしれませんね。。

特にゴール付近でボールを持つと、必ずゴールめがけてドリブルを仕掛けてきます。

 

ボールを晒しながら、縦へ縦へとグイグイ進んできます。

 

しかし相手ディフェンダーからすると、万が一にでも抜かれてしまったら

失点になる可能性が高いので、ボールに喰らいつきに行こうとします。

 

そうするとメッシの思うツボなのです。

だからと言ってゴール付近でメッシと距離を取ったまま、ボールを取りに行かないでいると・・・

 

正確無比なシュートが必ず枠を捉えてきますので、ボールを取りに行かざるを得ないと思います。

 

何れにしても止めようがない・・・

相手するにはこれほど嫌な選手はいないでしょうね!

 

メッシのドリブルは真似できるのか?

正直言って、

真似をするのは無理ではないでしょうか!?

 

だって4度のバロンドール(FIFA世界最優秀選手賞)に輝き、世界でもっともサッカーのうまい選手と言われてますから・・・

 

そんなに真似するのは簡単ではないでしょうね。

 

前述のようにメッシのドリブルには、優れた秘訣がたくさんあります。

 

でもそれらは稀有な才能を持つ天才が、それこそ血のにじむような努力をして手に入れたものだと思います。

それが真似出来たら、日本がワールドカップで優勝することだって、簡単にできそうじゃないですか!?

 

メッシの優れたボールタッチも、ボディバランスや体幹の強さも、才能プラス自分の努力で培ったもののはずです。

 

メッシに近づくためには?

ではメッシに近づくには?

どうしたら良いのか?

 

あの何人もかわすドリブルで、相手に怖がられる選手になりたい!

そう思う人も多いと思います。

 

では、メッシのドリブルの秘訣を学ぶ練習法を紹介していきましょう。

 

 

ディフェンダーと正対して1対1

<練習の目的>

・ボディバランスの習得

・自分が勝てる間合いを図る

・相手の逆を取る

 

守備役の選手と1mほどの距離で正対しての1対1の練習です。

攻撃側がボールを足元に置いたまま、守備側の選手と正対して準備します。

 

攻撃側の選手がボールに触れた瞬間からスタートするようにします。

ボールに触る前に、ボディフェイントなどで守備側の選手のバランスやタイミングを崩すことも重要です。

 

守備側の選手がボールに対して出してくる足より、先にボールをコントロールしてかわします。

その際にできるだけ、守備側の選手の重心を良く見て逆を取るように心がけましょう。

 

この練習はスタート時のお互いの距離を調整する事で、自分の勝てる間合いを図ることができます。

 

どの距離なら相手にボールを触られないか?

把握しておくことで、ドリブルで仕掛けるタイミングと間合いを身体で覚えていきます。

 

1対2(3でも可)

<練習の目的>

・複数人相手のボールコントロール

・ボディコンタクト

・相手の逆を取る

 

攻撃側が1人、守備側が2人(3人)でのボールキープ。

練習グリッドの範囲(距離)は学年や技量に応じて変えてもかまいません。

 

ゴールを設定して進行方向を意識するようにすると、より縦への意識も高まります。

 

味方選手がいない中、個人で打開するしかない状況を作り出すことで、複数人相手のドリブルスキルやステップ、体の使い方などを習得します。

 

 

細かいタッチ数でのドリブル

<練習の目的>

・繊細なボールコントロールの習得

・常に自分の利き足で触れる場所に置く

 

コーンなど目印を置いた状態で、それらをかわす通常のドリブル練習に加えて

できるだけ数多くタッチしていくパターンを加えます。

 

常に自分が思ったように触れるかどうか?

を意識して行うことが重要です。

 

相手ディフェンダーがボールに対して足を出してきても、常に自分の利き足でコントロールできるように意識します。

 

まとめ

世界最高の選手と言っても良いリオネル・メッシのドリブルについて解説していきました。

技術もスピードも高度化された現代サッカーでは、不可能だと思えるプレーを可能にしてくれる数少ない選手のひとりです。

 

まさに現代版、キャプテン翼くんなのではないでしょうか!?

 

年齢とともに少しずつプレースタイルが変わっていますが、オフェンスの中心となり精度高くゴールを奪うプレーを続けています。

 

<この動画はYoutubeにて見てください>

※7分22秒辺りからのプレーはエグイです・・・

 

メッシは間違いなく、後世に語り継がれることになる選手です。

 

それほどの選手ですから、簡単にプレーを真似することは難しいと思います。

しかしその稀有なドリブルテクニックも何度も見て、自分なりに特徴を分析したり、

 

なぜディフェンダーが止めることができないのか?

 

考えながら見ていくとメッシのようなドリブルに、近づいていくこともできるかもしれませんね。

 

本当に貴重な選手ですから、できるだけ長くプレーを続けてくれることを祈りながら、今後も応援していきたいですね!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

自分も子どもの頃からサッカーをやり続け、サッカーに育ててもらって、今でもサッカーに関わっています。 サッカーに関わる全ての人の、役に立つ記事作成を目指しています。 おもしろい情報を届けられるように日々精進。。